春分を迎えてすぐに東京では桜の開花のニュースが流れ、
温かな日差しとともに、春らしい気分が大気のなかに日々濃くなっていきますね。
さて3月7日の新月も20日に満月を迎え、月の光が減っていくフェーズですが、、
前回、前々回の続きで、今回は東京の新月図についてです。
【3ハウスの新月、アセンダントの木星】
日本全体の世相を表す東京の新月図では、新月は第3ハウスで起きました。
支配星の海王星は新月と重なり、
古典支配星の木星はアセンダントに重なって、新月・海王星とゆるくスクエア。
また、新月は、土星・冥王星、火星と小三角を形作ります。
新月が起きた第3ハウスは、マスメディアを司り、
今回の新月は、それらに関するテーマが浮上しやすいことを表します。
3月7日の新月以降に、マスコミを賑わせたニュースといえば、
ピエール瀧容疑者の逮捕。
そして、イチロー選手の現役引退。
日本で開催されたフィギュアスケート世界選手権にも、注目が集まりました。
特に、新月からほど近い3月13日に逮捕のニュースが流れたピエール瀧の事件は、
今回の新月のテーマの象意がわかりやすく表れた出来事といえるでしょう。
なんといっても、逮捕理由がコカインの使用。
海王星は、意識と無意識の境目を曖昧にし、
こういった意識がトリップするような麻薬を司ります。
海王星と重なる新月が第3ハウスで起きて、
麻薬に関するニュースが世間を騒がせたというのは、まさにベタな表れ方ですね。
と同時に、さらに視野を広げると、
今回の事件をきっかけに、容疑者が出演した作品の扱いに関して、
世の中全体で議論が生じ、新たな基準をつくっていくための模索が行われた…
ということにも、3ハウス魚座新月+海王星etc.らしさが表れていると思いました。
最近(昔はそこまで厳しくなかったと思うので)は、
出演した人物が事件を起こすと、過去の配信作品までお蔵入りにしてしまう、
といった風潮があり、今回もバタバタバタと、そういった対処が行われました。
けれども、「作品に罪はない」「作品は、大勢の人によってつくりあげられたもの」
といった声とともに(この声自体が、魚座のシンボリズムが働いている感じです)、
そういう風潮に一石を投じる意見をいう人たちも現れ、
瀧容疑者が重要な役で出演している映画が、公開されることになりました。
まだ、明確なスタンダートが確立されたわけではないですが、
5ハウス(エンターテインメント)の火星、
土星(ルールの確立)・冥王星(根本からの変容)が、
魚座で海王星に重なる新月に小三角をつくり、
新たな基準づくりのための模索が始まった・・・という流れでしょうか。
アセンダントの木星は、国民の新たな時代への期待感を表すように感じますが、
木星を、良識、モラルとみれば、
国民のなかでの、新たなモラルづくりへの意識の高まりとみることもできる?
ただし、木星は、新月・海王星とスクエアなので、まだ混乱しており、
話がまとまらないまま、模索を続けている感じがあります。
また、すでに太陽が牡羊座に入ったあとですが、
イチロー選手の引退は(そしてフィギュアスケート世界選手権も)、
大きな波のうねりのように、多くの人々の感情が動いた出来事で、
やはり海王星が重なる魚座の新月らしいなぁと思いました。
ただ、満月を過ぎ、太陽は12サイン最初の牡羊座に入っていたあとに起きた出来事なので、
カオスというより、時代の移り変わりと、ひとつの時代の終焉を感じました。
フィギュアスケート世界選手権については、時代の終焉なんて書いたら、
ファンのかたに怒られてしまいますね。
(私は現地観戦はしませんが、毎回必ずTVで観戦してます^0^)
自国開催で、自国選手の表彰台への期待がものすごく高まり、
それに応えるだけの選手たちの実力があるにも関わらず、
メダルをとった選手が銀メダルの羽生選手だけというのは、
やはり海王星らしい期待感のふくらみ(第3ハウス・マスコミの過剰報道による)と
あて外れが表れていたなぁなんて。
単に海王星というより、アセンダント木星の期待の高まりと、
それに対するスクエアでのあてはずれかもしれないですね。
けれども、自国選手だけでなく、すべての選手に温かい拍手を送る観客に、
出場選手たちもみな感謝の言葉を述べていましたが、
そういった雰囲気や全ての人への優しい気遣いは、やはり魚座新月ですね。
そして、四回転を飛ぶ女子選手も登場し、
やっぱり新時代の到来を予感させる大会だった気がします。
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