今回の新月(3月7日1時3分)になる前日に、ふたつの天空のイベントが起きました。
天王星の牡牛座入りと、水星の逆行です。
このタイミングでこれらが起きるのは、ひとつ前で書いた魚座の新月の意味を、
より大きな流れのなかで強調しているような感じがします。
【天王星の牡牛座入り、そして魚座の新月】
天王星は、昨年一度、牡牛座に入りましたが、逆行して牡羊座に戻りました。
そして今回3月6日の夕方に本格的に牡牛座に入り、約七年間牡牛座を通過していきます。
天王星の牡牛座入りは、あらためて書きますが、時代の大きな潮流の変化ですね。
牡羊座の天王星が人々の意識の変化や新たな意識の目覚めに関連していたとするなら、
牡牛座の天王星はより実質的な人々の生活面・社会の経済構造の変化に関連します。
新しい時代が始まることを告げる天王星のサイン移動の数時間後に新月が起きた流れは、
この新月を機に、新しい時代の流れが動き出すことを表しているかのようです。
ところが、その新月は、12サインの最後である魚座、
そして、新月前に水星が逆行を開始し、過去を振り返るタイミングであると示しています。
新たな時代の流れが動き出しているのに、過去を振り返るタイミング…おもしろいですね^^
魚座は、この先に新たなスタート(牡羊座)が始まることははっきりわかっていて、
さまざまなことを予兆として感じている、けれども、12サインの最後として、
そのスタートの前に過去を手放し、過去の痛みを浄化していくサインです。
そして今回の新月直前に天王星が牡牛座に入ったということは、
すでに時代の変革の動きは始まっている、けれども大きな時代の流れの中で、
その前に過去の総決算をし浄化する…というのが今回の魚座新月のテーマとなりそうです。
【魚座29度での水星逆行、海王星と重なる魚座新月】
そして、過去の総決算・浄化の流れのなかで、
「ちょっと足を止め、過去を振り返る」ことを示しているのが、
6日の未明に始まった水星の逆行です。
水星は、逆行になる直前に、
なんと魚座の29度のギリギリまで進んで、あと少しで牡羊座になるところまでいってます。
ところが新しいスタートラインを示す牡羊座0度直前で、きびすを返して逆行を開始。
この動きは、よしいくぞ!と次の世界にまさに飛び出そうとして、
いや待て、まだ何か新しい世界に行く前にもう一度見直すことがある、
過去や自分の心の中を振り返ってみよう・・・といった流れですね。
そして、逆行から再び順行に戻る時点で、
海王星と重なります(この海王星は今回の新月が起きた位置でもあります)。
振り返った先で、たどりつくのは海王星。すべてを一体化する大いなる海のような世界。
この海王星はなにを表すのでしょうか?
すべての人との共感的なつながり?大いなる癒し?
その大いなるつながりの感覚(エネルギー)を前進する力に変えていくことができるのでしょうか。
それとも、なにがなんだかわからない混沌?
もうそこに止まりたくないという思いが、先に進もうとする背中を押すのでしょうか。
いずれにしても、新月が起きた位置まで、逆行した水星が戻るというのは興味深いですね。
過去を振り返りつつ、心の奥にサーチライトを当てながら深めていき、
そして先へ進むためのスタート地点を確認しなおしているような感じです。
また、海王星は魚座の支配星なので、その海王星が魚座の新月と重なるのは、
魚座の新月の意味を強調します。はっきりとはしない混沌とした状況のなかで、
新たな世界観や価値観を模索していくタイミングとなりそうですね。
それは、自分の人生にとって不都合な思い込みなどが崩れていく(意味をなさなくなって
いく)かもしれません。ほかにもいろいろな表れ方をするかと思います。
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